【専業主婦VSワーママ】本当に“どっちが大変”?比べるより理解したいそれぞれのリアルな日常【対岸の家事】
「専業主婦とワーママ、どっちが大変なの?」
SNSや育児掲示板でしばしば見かけるこの問い。
専業主婦には専業主婦の、ワーママ(働くママ)にはワーママの、それぞれにしかわからない苦労と大変さがあります。
この記事では両者を「戦わせる」のではなく、あえて比較しながら“違い”と“共通点”を掘り下げて理解を深めることを目的としています。
専業主婦とワーママ、それぞれの定義とは?

専業主婦とは?
- 配偶者の収入に頼りながら、家事・育児・家庭管理を担う。
- 「家庭内のフルタイム勤務」とも言える役割。
- 近年はSNS・副業などを通じて在宅で稼ぐ人も増えている。
ワーママとは?
- 働きながら子育てをする母親。
- 正社員、パート、自営業など働き方はさまざま。
- 両立の大変さから「ワンオペ育児」に悩む人も多い。
1日のスケジュールを比較してみる

専業主婦の1日(例)
時間帯 | 内容 |
---|---|
6:30〜8:30 | 朝食・弁当・送り出し |
9:00〜11:30 | 洗濯・掃除・買い物 |
12:00〜13:00 | 昼食 |
13:00〜15:00 | 通院・PTA・保育園準備など |
15:30〜17:00 | 子ども迎え・宿題・遊び |
17:30〜19:30 | 夕食準備・お風呂・片付け |
20:00〜22:00 | 就寝準備・家事の残り |
22:00〜 | 自分時間 or 就寝 |
ワーママの1日(例)
時間帯 | 内容 |
---|---|
6:00〜8:00 | 朝食・弁当・保育園準備・出勤 |
9:00〜17:00 | 仕事 |
17:30〜19:30 | 保育園迎え・夕食・お風呂 |
20:00〜21:30 | 寝かしつけ・片付け・翌日の準備 |
22:00〜 | 自分時間 |
どちらも「休む暇なし」な毎日!
それぞれの“しんどさ”を正直に語ろう

専業主婦のしんどさ
- 社会との接点が少なく孤独を感じやすい
- 経済的に自立できていない不安
- 「働いてないのに何してるの?」という目
ワーママのしんどさ
- 時間との戦いで常に余裕がない
- 仕事中も子どものことで罪悪感がつきまとう
- どちらでも100%になれない「板挟み感」
SNS時代における「比較地獄」

InstagramやX(旧Twitter)ではオシャレな専業ママや、キラキラしたキャリアウーマンが溢れています。
比べてしまう心理
- 「私はこんなに余裕ないのに…」
- 「私の働き方、母親としてどうなの?」
どちらの立場でも、SNSが比較と焦りを生む場になりやすいのが現代の育児事情です。
「専業 VS 働くママ」の対立が生まれる理由

お互いの生活が見えない
- 専業主婦:「働いてたら家のことちゃんとできないでしょ?」
- ワーママ:「ずっと家にいられていいな、暇そう…」
実際にはどちらも大変。でも生活のリアリティが見えないから、誤解や不満が生まれがち。
周囲からの“評価”が原因
- 夫や義実家から「働かないの?」
- 職場から「育休明けのくせに早く帰るの?」
どちらの立場でも、社会的な「期待」と「偏見」に傷つけられている。
本当に大事なのは「どっちが上か」じゃない

家族にとってのベストは家庭ごとに違う
- 子どもの性格、パートナーの協力体制、経済状況
- 「正解」は誰かのものではなく、自分たちで作るもの
自分の選択を肯定しよう
- 「私は専業主婦で良かった」
- 「私は働きながらでも大丈夫」
どちらも素晴らしい選択。必要なのは“理解と尊重”だけ。
「混合型」も増えてきている現代

最近では「週3パート」「在宅ワークで副収入」など、専業主婦とワーママの“間”の選択肢も広がっています。
- 時短正社員
- フリーランス主婦
- 育児をしながら在宅副業
「完全な専業」でも「バリキャリ」でもない、新しい働き方の形も広がっています。
夫や社会の理解がカギ

夫婦でのすり合わせが必要
- 「家事は主婦の仕事」思考をアップデート
- 「育児もキャリアも一緒に考える」関係へ
社会全体の変化も求められている
- 復職しやすい制度の整備
- ママだけでなく“パパ”の働き方改革も
結局、育児って孤独との戦い

専業でもワーママでも、共通するのは「孤独」との戦い。
- 「誰にも理解されない」「ひとりぼっちかも」
- そんな気持ちになったとき、敵を作るのではなく、寄り添える誰かが必要。
まとめ

専業主婦とワーママ。
生き方が違っても、目指す場所は同じ。
「子どもを大切に育てたい」
「家族を守りたい」
「自分も幸せになりたい」
その思いは、どちらの立場でも同じはず。
比較して疲弊するより、認め合ってエールを送り合う。
そんな社会が少しずつでも広がっていくように、私たち一人ひとりがまず自分の選択に自信を持ち、他者の選択を尊重する姿勢を持つことが、何よりも大切です。
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